鎌倉10番東慶寺
創建は弘安8年(1285)、鎌倉幕府8代執権・北条時宗の妻、覚山尼が時宗の菩提を弔うために建立。後醍醐天皇の皇女で5世の用堂尼以来「松ヶ岡御所」と呼ばれ、20世の豊臣秀頼の娘・天秀尼まで名門出身の女性が住職となった尼寺であり、「駆込寺」として多くの女性を救った。明治になって縁切寺法は廃止され、住職も男性に代わったものの、山内の優しい雰囲気は女人の寺の趣だ。
主な花
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ウメ
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瑞泉寺や海蔵寺とともに鎌倉の代表的な花の寺。ウメ、ボケ、ヒガンザクラ、ハクモクレン、アジサイ、ハナショウブ、イワタバコなどらくに50種類を超える花木と草花が境内を飾る。どの花がシンボルになっているかというと難しい問題だが、早春のウメとハクモクレン、初夏のアジサイとハナショウブなどが参拝客の人気を集める花といってよい。近年では、6月初旬に本堂裏で咲くイワガラミが人気を集めている。
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DATA
宗派 臨済宗円覚寺派 本尊 釈迦如来 拝観 8:30 ~ 16:30 200 円(10 ~ 3 月は 16:00 まで) アクセス 電車:JR 横須賀線北鎌倉駅から徒歩4分 車:横浜横須賀道朝比奈ICから県道204号経由で鎌倉市内へ 駐車場 なし 花ごよみ ウメ1月中旬~3月上旬、ハナショウブ6月上旬~中旬、アジサイ6月中旬~7月上旬 HP https://tokeiji.com/ TEL 0467-22-1663 -
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